自由に楽しく分析して生きる道

超ポジティブな思想哲学:海外目線をからめてオチのある話を書きます。

中間業者は悪か2 仲卸

同じく、日本独特の中間業者の一つに仲卸がある。
これは、最近、八百森のエリーという漫画を読んで、知ったこと。


仲卸は、マージンを抜き取る仲介業者ではなかった。彼らは、市場を根城とするロジスティックの外注業者だった。


しかも、漫画によれば、抜いているのは、たったの10%???安すぎじゃありませんか?と思う。


つまり、仲卸は、少量多品種が大好きな日本人のために、あちこちから必要なものを買い付けて、それを仕分けして、必要な場所に配送してくれるとっても便利な代理業者。


つまり、購入者が人件費を割いて、あちこちに買い物に行って、それを運搬してという日々必要な生鮮食品の買付、仕分、配送をまとめて行ってくれる日本独自の便利な代行者。


人件費の計算を外注したり、ファブレスの会社が製造を外注したりするのとあまり変わらない。ただ、仲卸という中間仲介業者的な名前で、マージンを抜き取るだけの嫌な存在かと思っていたけれど、実際はそうでなかった。


小さな小さな面倒事を全部まとめて引き受けて、小規模の店舗や経営者に届けてくれる。これは、まさに自分たちの力で安価に内部整備できる大手の会社に対抗できるすばらしい仕組みなのではないかと思う。


名前のイメージって、怖いわ。たぶん本当は、すごく便利で良いものなのに。