自由に楽しく分析して生きる道

超ポジティブな思想哲学:海外目線をからめてオチのある話を書きます。

人生を変えた教科書 詩人エリオット

世界に興味を持つきっかけが、小学校の文化の違いを書いた教科書にあるとすれば、世界を見なさいと背中を押したのが、中学校の教科書にのっていたTSエリオットの詩だと思う。


We shall not cease from exploration, and the end of all our exploring will be to arrive where we started and know the place for the first time.


T. S. Eliot


人は探求し続ける。探及した先に待っているもの、それは出発点である。みたいな意味です。


これは、詩の一部の有名なフレーズで、教科書に乗っていた原文はもう少し長く、ちょっとずつ広い世界へ読者を誘い、地球は外から見たら青かった。宇宙に行って、初めて地球の美しさを知った。みたいな内容だったと思う。


そこから、私は、自分を探し続けている。


自分がどうあるべきか
自分の何が誇れるのか
自分の大切にしているものはなにか
自分は何者なのか
色々


外を見て、自分を知って、
日本人であること
女であること
その年令や時代の意味するもの
社会における私
家族における私
自分の能力、健康、限界
色々


外を知れば知るほどに、自分自身を知ることができるというのは、本質的にエリオットの表現するとおりだと思う。
これからも、旅をしよう。
そして原点である自分を知る。知らなかった自分を知る。
知り尽くすことなど到底できない。
広く世界を知るほどに、私は内側へ迫ってゆける。