自由に楽しく分析して生きる道

超ポジティブな思想哲学:海外目線をからめてオチのある話を書きます。

わからないところがわからない 3 突破口

続き
つまり、なんで、わからないか、なぜ、計算できないか、その根拠を正しく突き詰めるのが難しい。つまり、わからないところさえわかれば、あとは、簡単なもの。その解決方法を一つづつ検証してゆけばいい。


英語を聞き流せば、上達するか?という話もよくあるけれど、
英語を聞き流せば、上達する可能性はある。
と思う。でも、
アラビア語を聞き流せば、上達するか?という質問に対しては、断固としてNOだと思う。


なぜなら、アラビア語には、何のヒントもないから。
つまり、英語は、ある程度、自分ができていないこと、聞き取れない音。わからないなりに、わかるものがあるからこそ、突破口があり、そこから徐々に攻略していくことの一つとして、音になれるために、聞き流すという方法がある。


耳が、拾った音に慣れ、音を分解して聞くのを待つ。=聞き取れるようになる
しかし、これは、音を拾える。という能力が前提となる。


しかし、聞いたこともない、日常会話に単語も登場しない、文字を読んでも絵にしか見えないアラビア語を聞き流したところで、語学ができるようにはならない。なぜなら、分解しようのない、関連性を作れない未知の言語は音楽を聞いて、音楽がなんと言っているのか言葉で理解しようとしているのと限りなく近いから。つまり、“音”にしか聞こえない。


突破口という意味では、ヘレン・ケラーの”Water”を理解する瞬間と似ているかもしれない。


ソクラテスの無知の知


知らないことを知る。
わからないところがわかる。


簡単なようでいて、簡単でない。
シンプルであればこそ、難しい。


兄弟喧嘩をする前に、わからないところがわからないことが、どれだけ難しいことか、
知っていたら、よかった。爆