自由に楽しく分析して生きる道

超ポジティブな思想哲学:海外目線をからめてオチのある話を書きます。

車の運転が嫌いだ!!! の工夫

シングルタスクで、単純作業が嫌い。この2つが当てはまると、車の運転が苦手ではないかと想像する。


1) シングルタスクは、当然に一つのことに集中して、複数の作業が同時にできないということなので、車の運転は、まさに、前を見て、横を見て、後ろまで気にして、ついでに、前にも後ろにも進むためにギアチェンジもすれば、アクセルも踏むし、ハンドルまで回す。


シングルタスクの私には、この上なく苦痛だ。特に車線変更。死角まである。。。


だから、ウインカーをものすごく前から出して、ちょっとずつ隣の車線に移る。もちろん、死角に車がいないことが100%ならば、さっくり移動するけど、ちょっとでも、怪しいときは、すごく慎重に移動する。または、追い越しがてら車線変更する。高速では、これが一番。


幸いなことに、車の性能がいいので、他の車を抜くのは、安安とできる。


以前母が、


「ちょっと失敗したわ~車にパワーがなくて、困るのよ」
と言っていたのが、今となってはよくわかる。車の運転をしていなかった私は、そんな母に


「坂道が登れないの?」
と自転車みたいな返しをしたのを覚えている。


レンタカーを借りると、坂道で、急にエンジン音が激しくなって、一瞬壊れるんじゃないかと不安になることあがあるけれど、私のエンジンは、無駄にV6 スポーツカーなので、加速でエンジン音が不安に変わることはない。ガンガンスピード出すに限り、スポーツカーのありがたみがわかる。


続く

もう一つ上の世界を見て、井の中の蛙を思う 2

美大


スペインの美大は、5年生で、他の専門学部とならんで、総合大学の敷地内の一角にあった。私は、週2回、デッサン(木炭画)と写真のクラスに通った。


デッサンは100名前後の大クラスで、男女のヌードモデルの好きな方を選んで、その周りでひたすらデッサンし、時折教授が生徒にコメントする。という形式だった。
だから、上手に書けていないと、というか、教授の目に止まらなければ、声すらかけてもらえない。たぶん、半年間で先生と話したのは、数分、数回?5回には満たないと思う。


だいぶ、ちがう。。。


うちの大学の授業では、多くても20名。平均的には、10名くらいかなあ。教授も自らお手本を見せてくれるし、当然に、100人と比較して計算すると生徒に書ける時間も10倍になる。なにより、アメリカは褒めて伸ばす文化だから、ヘタなりに、いいところをなんとか見つけて、いいね!いいね!と褒めてくれる。Wabi-sabi (意味違うでしょ!)(笑)


ついでに、アート教室が入っている建物に生息する美術学生そのものの数も知れていて、入り浸っている生徒は10?20名くらい?だから、教授も生徒も毎日顔を合わせる。私の年の美術の卒業生は、7名に対して、教授の数は、5名(デザイン、陶芸、写真&版画、油絵、美術史)だったから、贅沢な?経営成り立つのか?という環境だった。


だから、戻って、スペインの大学でのデッサンのクラスは、たくさんの絵の上手な人達の中で、日本で美大を目指したわけでもなく、小さい頃から絵を書いてきたわけでもない、なちゃってARTはじめました的な私の居場所はなかった。


とはいえ、この大勢の中から、何人が芸術家になれたのか、商業美術の世界に進んだのかはわからないけれど、私の就職はグラフィックデザイナーとしてできたし、同期にはその後、院に言って、一時期芸術家として活動していた人もいるので、結果の確率的には厳しい世界もぬるい世界も変わらないのかもしれない。


ちなみに、写真のクラスは、生徒数が半分の50名くらいで、やることも、美術と言うよりは実験的な課題が多く、例えば、箱とアルミホイルでカメラを作って撮影しましょう!とか。写真を現像してみましょう。とか、撮った写真の評論ももちろんあったけれど、ドローイングほど実力や結果に差は出なかったので、比較的、過ごしやすかった。今でも、カメラ用語はスペイン語が一番初めに思い浮かぶという副産物が。。。Profundo=Profound=深度 みたいな((笑)

もう一つ上の世界を見て、井の中の蛙を思う 1

大学時代にスペインに留学したことがある。その時の自分の気持ちを表現するとタイトルの気持ちになる。


当時の私は、なんちゃって、英語もままならないのに、スペイン語を副専攻として、マドリッドに半年間の語学留学をした。専攻は美術だったので、近くの美大にも通わせてもらえるという最高に素敵なプランだった。そして、当時の大学の海外留学担当者がどうやってこの学校を見つけてきたのかは知らないけれど、生徒の層が違っていた。



語学学校


語学学校のレベルは高く、半数弱が有名大学ハーバード、エール、ブラウン、あと、どこだったか、東海岸の有名校の生徒がいた。今で言うスクールカーストという言葉がピッタリくるIQ順のグルーピングができていたし、有名校の生徒たちは、お金も持っていたけれど、独立精神も旺盛で、ホームステイが主流の中で、彼らは自分でアパートを借りて住んでいたりした。


もちろん、授業も、最上級クラスで、バッチリ良い成績も収めていたし、会話をしていても頭の良さが伺えた。


あー、なるほどー。上には上がいるなー。なんて、普段田舎の学校でのんびり生きていた私にはすごく刺激的な光景だった。ちなみに、うちの大学は、全米ランキング100位内くらいにランキングされている。けど、日本人が名前を言えるようなトップ30くらいまでの大学とは比べ物にならない。


ちなみに、ハーバードには、体育の授業はないそうで、「うちは脳みそしか鍛えないの」と言っていた(笑)うちの大学は保健も体育も必須でした。。。


たまたまなのか、そういうものなのかはわからないけれど、トップは来る者拒まず差別をしなかったから、近寄っていけば仲良くできた。おしゃべりもするし、一緒にでかけたり、パーティーに参加したり。言ってみれば来客歓迎な。昔から一匹狼の私はグループの一部ではないけど、仲良くはなれた。でも、その一個下のグループは結構差別的だった。うまく喋れないアジア人くらいにしか思っていないかったように思う。


理性がそうさせていたのか、ただ性格がそうだっただけなのかはわからないけれど、私には一流と二流の違いはここにありそうだな。と思えた。