自由に楽しく分析して生きる道

超ポジティブな思想哲学:海外目線をからめてオチのある話を書きます。

日本人とは? セックス倫理

日本人は、マネすることが得意で、集団に流される民族である。
だから、GHQに大きく介入され、欧米の個人主義と原理主義を押し付けられたときに、この国はある意味成長し、ある意味衰退し、現在の停滞期に至る。


と思っている。というのが、第一仮説。


戦前、少なくとも、江戸時代までは、日本人はセックスに対して、相当にオープンな国だった。
長屋の子は誰の子?地域のこどもはみんなで育てる。夜這いの風習?文化?男女混浴風呂。。。ついでに、男色。


おおらかに、生まれた子供を地域みんなで育て、もっと動物的に生きていたんだと思う。


ところが、キリスト教、特にカソリックのヴァージの美化により、戦後の日本人には、婚前交渉は禁止!みたいな価値観が広がった。。。そして、今や、高齢処女なんて言葉さえある。


逃げ恥!逃げるは恥だが、役に立つというドラマがちょっと前にあって、その中で主人公のおばさんが、別にモテなかったわけではないけれど、高齢処女になってしまった。という場面がある。まさに、戦後のGHQの教育の因果なのだろうと思った。


この概念は、日本にとっては、新しい文化であり、相当に無理やり押し付けられた考え方でもある。で、日本人は、マネるのも、集団に流されるのも得意なので、とりあえず、貞操概念を受け取り、それをそれなりに守って、取り入れたのだろうと思う。


しかし、入ってきた文化は、教えられた机上の文化であり、本質的ではない。経験し、学び、取り入れたものでもない。例えば、アメリカでは、普通にいるゲイ、レズビアンの人たちも、日本で日常見かけることはほとんどない。または、居ても気づかない。


アメリカで生活していると、普通にいる。普通に、僕のボーイフレンドが、と日本で彼女の話を聞くみたいに、ゲイであれば、彼氏の話をすることが普通だし(カムアウトなんて前提もない)。大学時代には、堂々と同室に住めるレズビアンカップルを羨ましくも思った。


性的な嗜好の画一化と個人主義による処女の強制。21世紀に入って、一方的に押し付けられた概念は薄れた気もするけれど、日本が長年豊穣してきた文化は一度、分断されている。その事実を知って、個人的には、別に男色だろうと、夜這いだろうと、合意のもとにあれば、セックスはもっとオープンでよいのではないかと思う。


もちろん、深くキリスト教を信仰し、処女を大切にすべきだ。と思った上で、セックスをしないという選択も良いと思うが、ただただ、漫然と、守るべきものと重く考えすぎるのは、人生を損している気がする。