自由に楽しく分析して生きる道

超ポジティブな思想哲学:海外目線をからめてオチのある話を書きます。

類友な職場環境 2種類はコミュ難易度高

種類の違う2種類以上のグループがいる職場環境は、1種類の専門家の占める職場環境と比較して、摩擦や対立が起きやすい。そして、十分なコミュニケーションが求められる。


特に、3種、4種、多種だと摩擦が分散されるから、まだ、対立の大きさは小さいけれど、2種類の職場はとても大変だと思う。


例えば、警察組織、キャリアとノンキャリア、例えば、医療関係者、医者と看護師


例えば、弁護士事務所は、この二種類には当てはまらない。なぜなら、多くのパラリーガルは、もともと弁護士を目指していた人が多いから。結果、なれなかったと言うだけで、ある意味、一つの道筋の上にある。つまり、パートナーになれない弁護士のアソシエイトと流れは変わらない。


でも、看護師になりたい人は、別に医者を目指していて、なれなかったから、看護師になっているわけではない。そして、双方が異なる専門家の目を持ち、時に対立する。そして何より、立場に格差がある。一般的に指示を出す医師の方が立場が上であるが、看護師の方が数的には多い。つまり多数決が立場をひっくり返す。


警察組織も同じだと思う。別にすべての人がキャリアを目指しているわけではないだろうと思うし、業務の多様性からは、2種類の中でもかなり面倒なタイプの対立構造が生じる気がする。特に、現場や地域社会と組織の高層階とは、距離がかなり離れているから、コミュニケーションがうまくできるか以前に、そもそも、コミュニケーションのルートがないから、コミュニケーションそのものが存在すらしない場合もある。


コミュニケーションが存在しないと、どうなるか?
1) そもそも対立すら生じない。
2) 小さな火種で対立が盛り上がる。


のどちらかだと思う。
1)は、2種類ではなく、多種の職種の集まりの場合と同じになるから、もはや、2種類が大変云々との話ではなくなる。


問題は、2)の方である。2種類の場合は、はっきりとした対立構造ができあがる。そして、解決するためのコミュニケーション手段が存在しないため、誤解が誤解を招き、深い溝となる。


これは、M&Aにも顕著な、経営がうまくいかないパターンの典型である。(ま、医者も警察も純粋な営利団体ではないから、直接は関係ないけど、税金ドロボーって言われなくなるとしたら、ってところか)
この対立構造、コンサルティングして改善したら、もっと良い組織になるのになーと時々思う。私にコンサルティングさせて(笑)