自由に楽しく分析して生きる道

超ポジティブな思想哲学:海外目線をからめてオチのある話を書きます。

クリムトの何がいいの

クリムトはファンも多く、絵葉書やカードがよく出回っている。私は、平面的な奥行きのない構成も、なんとなく表情の薄い絵の中の人物たちも、あまり好きじゃなかった。というか、今でも、この画像を見ても、別に良いとは思わない。



彼はオーストラリアの作家で、ウィーンのイチオシだったので、友達に連れられて、美術館でクリムトの絵を見た。好きじゃないと言うより、むしろ、嫌いだったので、乗り気ではなかったけれど、オシなので行った。


ところが、美術館で見た本物は、すごくよかった。本物の金があしらわれていて、なんとも美しい絵だった。絵のサイズも比較的大きく、迫力もあった。私は、ここまで、印刷物と本物の差を感じる絵にあったことがなかった。


やっぱり、今でも、印刷物に魅力は感じないけれど、本物に出会った時の感動は忘れないし、今でも、輝く美しい絵は覚えている。


食わず嫌いならぬ、見ず嫌い。


クリムトの絵はぜひ本物を見てほしいと思います。