自由に楽しく分析して生きる道

超ポジティブな思想哲学:海外目線をからめてオチのある話を書きます。

類友な職場環境 コミュ力の低い専門家のススメ

私は、一般事業会社で働きたいと思わない。というか、働いてみて、もう働きたくないと思った。


理由は一つ。色々な人がいるから。
つまり、共通言語と共通利益を持たない人が多いから。


私のコミュニケーション能力は、決して高くない。


もちろん、日常生活で、普通に知らない人と話すことくらいはできるし、旅行も一人で行けるし、生活に困ることはないけれども


仕事となると話は別だ。そもそも、専門職というのは、基本的に、職人タイプなので、営業にも販売にも向かない。やっぱり、社内であっても利害の一致しない色々な人と話すのは、得意ではない。


ところが、資格職の職場は、違う。みんな、同じ試験を通過して、同じ知識を持って、働いているから、共通言語率がとても高い。話がとっても早い。目指すものも根幹は同じ。人が粒ぞろい。


これは、資格試験だけでなく、興味で構成されている職場も似たようなもの。


例えば、広告代理店のクリエイティブ局の多くの人材は、美大卒か、少なくともアートやデザインに興味のあり、クリエイティブの共通言語を持っている。(営業とは戦うけど。。。)


例えば、コンサルティング会社には資格こそないけれど、出身大学を聞いたら、9割が東大か京大、早慶だったから、みんな似たようなIQを持っている。かつ客観的な分析が得意な人という共通の特徴もある。


つまり専門職の集団は、類友な職場環境であると言える。


そして最大のメリットが、仕事の上で、同じところに興味と利益を持ち、話が通じるということだ。


つまり、一般事業会社であれば、営業マンは、売ることを考えるし、開発は、良いものを作りたいし、製造現場は、なんだろう、コストを減らしたい?ということで、様々な思惑の人達が、同じもの(自社製品)を違う角度から、それぞれの利益を優先すべく違うことを考えている。


しかし、専門職は違う。目指すところは唯一つ、最高責任者、クリエイティブディレクターであり、パートナーであり、基本、それ以外にはない。(なれるかは別の話)


なんて、シンプルで、わかりやすい環境なんだろうと。と常々思う。
コミュ力の低い私には、とっても居心地の良い場所であり、非常にオススメの環境だ。