自由に楽しく分析して生きる道

超ポジティブな思想哲学:海外目線をからめてオチのある話を書きます。

どれくらいで英語が上達しますか?

どれくらいで英語が上達しますか?


という質問を多く耳にする。もちろん、一番的確な答えは、個人差があるから、なんともね。人それぞれじゃない?ということだと思う。


でも、それでは、身も蓋もないので、私の思う、目安を書いてみます。


人間の耳の拾える音を決めるのは、3歳~5歳だと言われています。
なので、概ねこの辺りの年令までに、英語の発音に慣れておけば、LもRも区別できる耳が育つのだと思います。私はLとRの発音はできますが、50%程度?しか聞き取れません。何歳以上の方から、ディズニーランドをデズニーランドとしか言えないのかはわかりませんが、彼らの幼少期には、”ディ”という音は存在していなかったということがわかります。


高校生までの1年間の留学は、大学4年間の留学とほぼ同レベルか、高校1年間が上だと思います。同レベルというのは、発音の綺麗さだったり、会話の流暢さだったりという意味です。もちろん、学術的には、大学生の方がたくさん学べます。


高校生までと書きましたけれど、年代が若ければ、若いほど、お子様英語なので、社会人として話す英語としては、通用しにくいということをきちんと理解しないと痛い目に会います。また、こういう人たちの英語は、発音がとってもきれいなので、英語できると勘違いされるリスクも高まります。


大学を卒業してから来た留学生の英語の上達度は、相当に遅いです。より真剣に向き合う必要があります。


18歳で留学した私の英語上達の感覚は、


前提: 中学校、高校の学校で習う英語のみ、読み書きできるのと、受験英語で訓練。会話ゼロ。
4年間だし、と悠長にかまえ、日本人ともつるむし、英語で無理もしない。


1ヶ月目: 挨拶とYes/Noの質問に答えられる。
2ヶ月目: 5W1Hの質問にも答えられる。
4ヶ月目: ある日突然、今日は英語がよく分かる!という日が訪れる。でも、翌日はもとに戻る。
7ヶ月目: ある程度英語が自分の中に定着したな~と感じる。


ちなみに、当時の私は偏差値でいうと60~70くらいの学校のお勉強ができるタイプです。英語も、得意ではないですが好きでした。4ヶ月目から、大学に半分参加して、8ヶ月目からは、語学学校のWritingのクラスを残して、フルに大学生になっていますが、周囲では最短コースで、語学学校卒業に1年かかるのが、平均的でした。


同じ大学に、日本からの交換留学生がいましたが、彼らは、語学学校に入らず、いきなり大学に入って普通に勉強していましたから、そういうエリートコースもあります。


また、逆に1年経っても英語がまったく上達しなかった友人は、ある日突然、今日から日本語を一切喋りませんと宣言し、英語で通していましが、卒業する頃には、日本語が拙くなっていたので、言語脳が狭いタイプの脳みそだったのだと思います。


あと、話せるかどうかは、度胸とセンスによるところもあります。友人の一人は、日本語の雑誌を読みながら、キャパシティという単語の意味がわからないとキレているのに、アメリカ人と楽しそうに話していました。何をどう通じ合っているのかはわかりませんが、会話は成り立っているようでした。


結局、人によるという結論になってしまったかもしれませんが、一つ言えるのは、楽しんで学ぶに限ります。一生懸命学んでも、のんびり学んでも、どっちでも、英語を嫌いにならないことが重要だと思っています。参考までに。