自由に楽しく分析して生きる道

超ポジティブな思想哲学:海外目線をからめてオチのある話を書きます。

美術館で つなぐ未来

続き


ちなみに、絵が語るというのは、文字が語るのとさして変わらない。本を読んで、泣く=絵を見て、泣く。本を読んでも、感動しない人がいるのと同じく、絵を見ても、感動しない人もいる。ただ、本と一緒で、読み方や言語(表現)を学べば、感じられるようになるものなのかもしれない。


大学で、アートヒストリーを学んで、ただ、絵が語りかけてくるのを待つだけでなく、絵に、意味を与えた上で見ることができるようになったのは、収穫だったから、教育によって、育むことができる側面があるのだと思う。


子供は、別格だ。


審美眼を持とうが持たまいが、教育を受けようと受けまいと、感受性が豊かだから、小さい頃から一流のものや本物に触れることで、そのセンスが育つ。人形劇の街、チェコ、プラハで、小学生の課外授業に混じって人形劇を見たことがある。(平日昼間は劇場が両サイドの一列の席だけ一般販売)その劇場そのものも、劇も、スーパーハイセンスで、プラハの街の文化のアチラコチラに見えるセンスの良さの根源がそこにあった気がした。


こういうものを身近に育つとこういうセンスのいい町並みができる


のかもしれないと思った。
環境は人の感受性を育てると思うから、子供たちには、たくさんいいものに触れて、美的にセンスのいい未来を作って欲しい。と願う。