自由に楽しく分析して生きる道

超ポジティブな思想哲学:海外目線をからめてオチのある話を書きます。

親の背中 仕事とお金の価値

よく、お金を稼ぐのは大変だ。パートで時給いくらだから、1000円を稼ぐのに何時間働かなくてはいけない。お金は大切にね!というのをよく聞く。


確かに、社会人1年目、手取り十数万円、サービス残業的なことも多かったし、時給にしたら、多分1000円くらいか?一生懸命働いてもそんな感じ。


というのは、当たっているし、実際にそうだと思う。


でも、うちの父はそれっぽいことは言わなかった。
むしろ、自分の能力を安売りするな的なことを言っていた。


私に説いて語っていたと言うよりは、自分の生き方に対する自慢話と言ったほうがいいかもしれない。つまり、彼は、自分の仕事に誇りを持っていて、いくら以下の仕事はしない。俺の腕は安売りできない。それが俺のポリシーだ的なことを語っていた。


職人だったので、ある意味正しい理論だと思う。もちろん、技術がついてこなかったり、景気が悪かったすれば、霞を食べて生きるわけにはいかないので、それを言えていたということは、いい時代だったのかもしれない側面はあるし、プライドが高いのは面倒な生き方でもある。


ただ、尊敬してしまった。から、私もまんま、その安売りしないポリシーを受け継いでしまった。つまり、私も付き合う男に、そういう気質を求めたし、私自身も専門家として、安い仕事は引き受けない。もちろん、そのための努力は怠らない。自分の向く仕事を探し、売れる能力を身に着けるのは当然、楽じゃない。


妥協点としては、向かないとわかったら、あきらめもした。
例えば、デザイナーは、向いていないと思った。トップ30%くらいのデザイナーには成れそうだったけど、トップ10%のデザイナーに成れる気がしなかった。だから、辞めた。


今は、専門家として、皆様優秀なので、10%に入れるかと言うと、それはなさそうだけれど、特定分野においては、10%に入れるし、私にしかできないものもいくつかある。もちろん、組織のコマとして、私が居なくても問題ないが、私がやったら、他よりも質のいいものを提出できると言いきれる。


親の背中から学んだこと。
生き方がとても似てしまったけど、悪くない。
蛙の子はカエル


ただ女としてはかわいくない笑