自由に楽しく分析して生きる道

超ポジティブな思想哲学:海外目線をからめてオチのある話を書きます。

就職に使える資格 需要と供給

医療現場は、安定して人材不足だ。だから、医者も看護師もニーズが高い。から、就職に困らない。から、取って有効な資格だと言えると思う。


ちなみに、歯医者はコンビニの数ほどあって、余っているらしいから、ここでいう医者にはいれていない。参考までに、医科と歯科は別物で、大学の授業料の高さで言えば、歯科の方が高いから、なって仕事ないと悲惨だ。。。


弁護士も、会計士も、試験改定等で、悲惨な就職難にあった受験合格者がいるけれど、中でも弁護士の格差はひどい。


同じような士業で、なぜ弁護士の方がひどいかと言うと、受け皿が違うから。だと思う。


弁護士は、軒弁と言われる大手事務所に軒先だけを借りて個人で業務を行う人から、中小事務所、大手事務所、企業所属など様々な形があるが、圧倒的な大手は存在しない。TMI、森・濱田松本法律事務所とか有名だけど、所属弁護士の数はせいぜい数百人だ。


だから、多くの弁護士を排出しても、その受け皿には限界がある。就職できなくて、最初から個人なんていうのも少なくない。更に、もう一つの就職先である裁判所系の判事なども、大規模ではない。そして、その実力によって、駆出し年収数十万円から大手有名弁護士の数億円まで、格差は果てしない。


だから、弁護士ドットコムみたいな自分を売り込み、なんとかしたい人たちが多いのだと思う。


一方、会計士は、多くの受験生が監査法人によって吸収される。監査法人は、数千人が所属する4大監査法人があり、かつ、公認会計士協会がその中心に存在する。つまり、試験を運営する公認会計士協会が、監査法人によって補助されているから、需要と供給が連携されている。そして、監査法人の給与はどこもそれほど変わらないから、大きな格差は生じにくい。


そして、そもそもお客様は主に上場している企業だから、弁護士のような個人活動は基本的に不要。だから、会計士ドットコムができる日は来ないと思う。


そういうわけで、重要なのは、需要と供給のバランスが、需要よりになっている資格を探すこと。当たり前だけど、背景付きで書いてみました。