人生を変えた小学校の教科書
私は、小学校6年間の教科書の内容を少なくとも20歳くらいまでは、ほとんどすべて覚えていました。その後、人生において、覚えざるを得ない情報が次々と記憶を上書きしてゆき、今は、見れば思い出すくらいのお話も多くなってしまいましたが、私が海外に住みたいと思うきっかけを最初にくれたのは、小学校4年生の時の国語の教科書だったと思います。
タイトルは覚えていません。
世界の国の文化の違いを紹介したお話でした。
太陽は何色か?
虹は何色か?
日本人はすぐに謝るけど、アラブ人は決して謝らない理由
などなど、世界の常識が書いてありました。
自分の中で当然だった価値がひっくり返されて、とても衝撃的だったのを覚えています。
ちなみに、説明されていた上の答えは以下の通り:
日本人は赤、アメリカ人は黄色
日本人は七色、オランダ人は五色(だぶん)、その他、数えられないでしょ。という国も
日本人は謝っても、否を認めても誰にも責められない、むしろ美徳だけど、アラブ人は奴隷にされるリスクがあるから、お皿を割っても、この皿は割れる運命にあった。自分の意志とは関係ないという。
このあたりの疑問を基軸にして、掘り下げて考えてみると、物事が文化的な背景のもとに成り立っていて、その背景には歴史が垣間見え、すべてが合理的に繋がっているのかもしれないという気がして考えることや追加で調べることが楽しくなります。
日本人が太陽を赤で塗るのは、国旗の色だから。ついでに、日出ずる国という意味での朝日の色に近いから?アメリカ人の黄色の方が、昼間の太陽の色には近い。でも、黄色かって言ったら、もう少し白いのかも?でも、白に塗られた太陽は、雲なのか太陽なのかわかりませんからね。合理的に象徴的な意味合いをもたせるなら、黄色?またはもう少し、朝日と夕日の色のオレンジ混ぜようか?
世界を見てみたい。いろんな人に会って、違いを感じてみたい。という
潜在的な興味は、変わらないと思うので、この教科書に会っていなくても、違うところで似たようなものを見つけて、感動して、世界へ旅したとは思いますが、学校教育が私の興味の引き金を引いてくれたことにも感謝しています。
ちなみに、私が小学校の教科書の内容をほとんど覚えているたのは、宿題に本読み3回というのが毎日課されていたからです。そりゃ、覚えますわね。笑
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。