自由に楽しく分析して生きる道

超ポジティブな思想哲学:海外目線をからめてオチのある話を書きます。

歴史は勝者のもの

歴史は勝者の語る英雄伝説であるなんて、大人にとっては常識だ。勝ったものがが歴史を作る機会を得てきたから、事実なんてあったものじゃない。


史実は時の権力者にとっての真実にすぎない。


だけど、私は、国が自国の歴史を語り継ぐ上で、都合のいい史実だけを組み合わせ、国の統一者を英雄に仕立て上げるのは、国力強化の上で、必要悪の面があるのではないかとも思っている。


情報が限定的であった過去の世界で、
誰も、素敵じゃない英雄のいる国を愛せませんものね。


多かれ少なかれ、虐殺なんて、世界中のあちこちで行われているし、それを取り立てて、特定の国だけが非情だ下賤だなんて、貶められる理由はない。そして、勝った国がそれをなかったことにして、負けた国がその罪をきせられるのは、間違っているけれど、治世における理にはかなっている。とも思う。


だから、取り立てて、よその国の教科書に茶々を入れる人々が私には理解できない。


ただ、現在、ここまでの情報社会になってしまったので、色々なことがあり、必ずしも史実は英雄のものでも、勝者のものでもないことが明らかなのは、今更隠しようがない。


でも、子供の頃は、純粋だし、比較的情報が限定されるからこそ、学校の教育で、何を教えるかは、教育者の腕の見せどころであり、国の発展の肝になるようにも思うから、それは、多少都合のいい真実であってもいいと思うけれど、


歴史は、勝者の真実であるよ。ってことは、子供の頃に知りたかったなと思う。